小さい子どもが「ハンドスピナーの部品を誤飲する事故」が増えていることが国民生活センターのウェブサイトで公開されています。
ハンドスピナーの誤飲についてみていきましょう。
ハンドスピナーの誤飲について
- そもそも部品が細かいものを選ばない
- 尖っているハンドスピナーのデザインは避ける
- 間違って飲み込んだ時は大人に教えるよう指導する
子供に人気のハンドスピナー
近年、さまざまなテレビやメディアでハンドスピナーが取り沙汰されている。
このハンドスピナーは、手遊びおもちゃのひとつで、スムーズに回転する歯車を組み合わせた「ベアリング」の機能がくるくるとまわる機構をつくっている。
おもりが軸に埋め込まれており、少しの力で簡単に回転し、遠心力で長時間周り続けるおもちゃになっている。
手の上でくるくる回すこのハンドスピナーが、こどもの集中力を高めたり、落ち着きのないこどもを落ち着かせる効果がある、といった触れ内容で流行しているのだ。
比較的安価で購入でき、ファミレスのレジなどでも販売が可能なところから、手に入れやすいため小さい部品が組み合わされている点を見失いがちになってしまう。
小さい部品を組み合わせたおもちゃであること
このハンドスピナー、とても細かい部品が組み合わされていることに着目してほしい。
2018年の3月に国民生活センターで公開されている「ハンドスピナーの誤飲情報」は海外の米国の10歳の女の子の事故を例に挙げ、その危険性を伝えている。この話しは、誤飲したハンドスピナーは手術で摘出した話になっている。
注意:おとながいるところで遊ばせよう
あまり乱暴な扱いをすると細かい部品がはずれてしまうのは、あるていどしかたないため、おとながいるところで遊ばせたほうがいい。
それはハンドスピナーの構造上、回して遊ぶため、あるていど吹っ飛んでぶつかったり、歩いていて床に落としたりして部品がはずれてしまうことも充分考慮しないといけないおもちゃなのである。
そのほかに注意点はこちら。
ハンドスピナー誤飲防止のポイント
- 部品が細かいものを選ばない
- 尖ったデザインは避ける
- 間違って飲み込んだ時は大人に教えるよう指導する
ハンドスピナーをネットで購入するときは難しいかもしれないが、部品が細かいものは購入を控えること。
手裏剣型や、するどいデザインになっていたり、飲み込んだ時に体内を傷つけてしまうようなデザインのものは避けよう。
誤飲した時、怒られるのをおそれて申告しないこどもがいて、発見が遅れることで大事故につながってしまうこともある。
そのため、なにかあったときは「怒らないからしっかり申告すること」を約束しておいたほうがいいでしょう。
まとめ
- ハンドスピナーの流行に沿って誤飲事故も増加
- ハンドスピナーは回して遊ぶおもちゃのため、部品が細かいものを選ばない
- 尖っているハンドスピナーのデザインは避ける
- 間違って飲み込んだ時は大人に教えるよう指導する
楽しく遊べるおもちゃで、悲しい事故や大きな手術につながってしまうのはとてもつらいわけだ。
ハンドスピナーの扱いには気をつけていきましょう。