大阪北部で発生した地震により、不幸にも亡くなってしまった9才の女の子がいました。
この死亡事件は、派生してブロック塀の耐震性、通学路の安全性にまで議論が発展しています。

こどもの通学路の安全について
壁の崩落事故ポイント
- 崩れた壁は義務づけられている「控え壁」がなかった
- 通学路のブロック塀を一斉点検が行われている
- 壁がある人は強度の調査をおすすめ
今回崩落したブロック塀は、控え壁ナシで拡張されたものだったことがわかっています。
とてもつらいですが、専門家の調査報告を聞き入れられなかったとのこと。
ブロック塀といった頑丈そうなイメージがある壁に、逆に命を奪われてしまうとは思ってもいませんでした。
ですが、やはり事故というのは「思ってもいないから起こる」ということになりますよね。
もし敷地に少しでも気になる壁がある場合はリフォーム会社などに強度の調査をおすすめします。
我が子を守るためにできること
可能であれば、震源地に近い地域、余震が続く地域では通学の際に子供用のヘルメットを着用させると安心かもしれません。
安全とはしすぎてもしすぎることはありません。
備えが命を救うということなのです。
子どもに地震が起きたときはあくまで状況をみて、柔軟に判断させないといけないので、あれだけしろ、これだけしろ、というのは難しくなってきましたね。
被害にあった子も、広い道路から離れて壁に近づいていたといいますし、こどもがそばにいないときに子どもを守るのはとても難しい時代です。
ブロック塀を一斉点検
全国の通学路でブロック塀が一斉に点検されています。
とはいえ大阪以外は危機感を感じる自治体のみでしょう。
こどもと一緒に通学路をいちど一緒に歩いてみて、危険そうなところをチェックして会話のなかで学ばせるのもありなのかもしれません。
道路標識を改めて学ぶ機会
合わせて、自動車免許取得のときに学ぶ道路標識の見方についても学ぶ機会として、学習させてもいいかもしれませんね。
道路の安全は、最近も高齢者が運転する車が突っ込んできたりと、悲惨な事故が増えています。
どうか注意してもらいたいものです。
スクールゾーンであっても、警戒は必要ですよね。
机の上で、標識の写真を眺めるよりも、実際の道路上で標識を確認して会話したほうが小学生には頭に残るはずです。
いちど壁の強度を調査しよう
もし敷地内にブロック塀や古い築年数の壁があるならば、一度専門家へ調査を依頼するのもいいかもしれません。
他人の命を奪ってしまうことになってから後悔しても遅いです。
水道管の破裂や、地面の崩落など、高度経済成長時代に建造されたインフラや建築物が一斉に老朽化しているのを感じませんか?
過信はやはり事故の元になりますので、いちど調査されることをおすすめします。
無関心が被害を生んでしまうことだけは防ぎましょう。
まとめ
- 震災で我が子を守るためにできること:キッズヘルメット
- 通学路の安全について、交通標識についてコミュニケーションの機会を
- 壁、ブロック塀があるならいちど強度の調査を
専門家に調査してもらえる機会というのはなかなかありませんが、逆に今回の地震に便乗して、無料で調査するから、といった悪徳商法も頻発しています。
怪しい業者には注意してくださいね。